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2014.06.03 Tuesday

先日京都へ行ってきました

私の言うところの先日とは、小雪舞い散る二月五日の出来事。
到着早々ホテルに荷を預け、まずは目的の知恩院三門の特別公開へ向かう。
祇園を見守る八坂神社の隣りに位置する知恩院は、法然上人縁の寺で、浄土宗に帰依した徳川家とともに繁栄し、二代将軍秀忠によって建立された三門(山門の間違えではないよ)は幅50m高さ24mの現存する木造建築として最大級の二重門。
門に掲げられた額の大きさが畳二畳ということを知れば、三門がいかに巨大であるか分かる。
三門上層部に位置する楼上内部は仏堂となっていて、中央に宝冠釈迦牟尼仏像、脇壇には十六羅漢像(いずれも重要文化財)が安置され、天井や柱、壁などには迦陵頻伽や天女、飛龍が極彩色で描かれている。
私の目的はこの天井画。
堂内部は豪華絢爛な極楽浄土と言って良い。浄土宗総本山の三門に極楽浄土が作られているというのはなかなかの皮肉だ。
二代まではともかくとして、城育ちの将軍たちがどれだけ身軽だったのか知らないが、この極楽浄土へ立ち入るには、傾斜60度はあるんじゃないかと思われる手すりもない狭い階段を昇らねばならない。
が、そこは現代人のために階段のふちに手綱を無理矢理つけてくれている。
長い年月すり減ったつるつる滑る角が丸くなった歩幅も合わない階段を、手綱を握りしめようやく登り、これまた低めの欄干を怖々握りそろそろと極楽浄土へと立ち入る。
江戸時代の創建とは思えない程色鮮やかな迦陵頻伽が私を迎えてくれた。
おそらくこの天井画が、模写を頼まれている行徳の善照寺さんの壁画に通じているもと思う。
さて、最大の関門は下り。
この階段、最悪な事にくの字で、本来心落ち着くはずの踊り場部分がまた狭い上に手綱が切れている。どこをもてば良いのかわからないのに、90度に曲がらねばならないこの苦行。。
800円も払ってこんな苦行に耐えなければならないとは・・・
見かねた監視員さんが、何かあったら後ろからつまみ上げますから頑張って下さいね!と励ましてくれた。
私が命からがら何とか地上へたどり着き、京都巡りに全くミスチョイスな寒さよけのロングブーツを履いていると、手綱もつかまずに6歳ぐらいの少女がひょいひょいと降りてきた。
若さっていいな。
私だって学生の頃は、酔っぱらって大学の柵もない屋上に上り、屋根の淵に足を投げ出して座り、ビール片手に大騒ぎしたものだ。
あのとき一人でも落ちていたら、死者が出て新聞沙汰になっていたはず。
さすがに問題にした大学側がすぐさま閉鎖した。
そんな過去のトラウマを回想しつつ、一日目最大のイベントが終わった。
つづく。
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